鳥取の磐座


白兎神社はくとじんじゃ
鳥取県鳥取市白兎603


■「あかはだかの兎」を想わせる淤岐ノ島

 鳥取市白兎に、白兎(しろうさぎ)を祭神とする神社がある。 白兎(はくと)神社だ。『古事記』にいう「因幡の白兎」に かかわる神社で、白兎海岸を望む、身干山の高台 に鎮座している。古くは、兎の宮・白兎大明神な どとよばれていた。
 『古事記』によると、スサノオ(須佐之男命)と クシナダヒメ(櫛名田比売)のあいだに、ヤシマ ジヌミ(八島士奴美神)が生まれ、この神の五世 の孫としてオオクニヌシ(大国主神)が生まれた ことを語っている。白兎が登場するのは、オオク ニヌシが試練にあいながら、「大きな国の主」へ と成長していく過程でのことだ。
 オオクニヌシには八十神とよばれる多くの兄弟 がいた。八十神は、因幡のヤガミヒメ(八上比 売)に求婚するため、オオクニヌシに大袋を背負 わせ、因幡にでかけていく。
(『磐座百選』より一部抜粋)




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